Blender で顔の中に口を埋め込む
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セルルックの口を表現する方法はいくつかある。この記事では法線を反転させて、口周辺に空間をつくり、そこに口メッシュを配置する方法を説明する。
このほかにブーリアンを使う方法やグリースペンシルで直接描く方法がある。メッシュで表現しづらい口はグリースペンシルとシュリンクラップを使う方法が最も低コストだ。
口周りの法線を反転して2次元的にしています。舌や目の影などはAEで処理しています。 pic.twitter.com/H6jB1idJLF
— 百舌谷 (@mozuya_) July 17, 2016

動作デモ
手順
1.口周りの法線の反転を反転させる。反転させたい面を選択して Ctrl + Shift + N (面の向きを内側にそろえる)でできる。

法線を反転すると裏側が見える
2.顔の裏側が見えないよう適当なポリゴンを張る。

蓋をした状態
3.マテリアルを設定する。まずノードを無効にした状態で透過を有効にし、影の成型を無効にする。

透過の有効と、影の成型を無効
4.マテリアルノードを有効にして、以下のようにつないで裏面を透過する。

裏面を透過
3D View 上で透過して表示するには、Properties Shelf(N)の Backface Culling(裏面の非表示)にチェックを入れる。

Eevee の場合
ポリゴンの設定は同じなので省略。マテリアルの裏面を非表示(Backface Culling)にチェックを入れる。

裏面を非表示にチェックを入れる
.blend ファイルダウンロード(Blender レンダー)