Blender でドライバーを使う

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位置,回転,スケールをそれぞれリンクさせ,コントロールするのは Constraint でもできる. しかしドライバーを使えば,それらを影響力とリンクさせたり, チェックボックスを操作したり,あらゆるパラメータを操作できる.

ここでは shape key の影響力をドライバーで操作する例を紹介する. これは,ひじを曲げたとき上腕二頭筋が隆起するのを表現するのに使える. この隆起を shape key で作成し,ひじの回転角度に対応して shape key の影響力を強くする.

肘の回転に合わせて筋肉を膨らませるだけならボーンと Transformation を使うのが手軽だ. それについては ボーンを使った筋肉の表現 を参照.

ひじの回転に合わせて上腕二頭筋が隆起する
ひじの回転に合わせて上腕二頭筋が隆起する

Blender 2.78

Blender 2.78 ではドライバーの作成方法が変更された. このバージョンでドライバーを作成するには,対象のプロパティを右クリックし Add Drivers(Ctrl + D) > Manually Create Later(Single) をクリックする.

add driver 2.78
2.78 でのドライバーの作成方法

Graph Editor の Properties パネル(N)がタブ化された.Driver タブでドライバーを編集できる.

ptab
ドライバーの編集タブ

ドライバーの作成

shape key の使い方は他の記事に譲るとして,以下のような shape key があるとする.

Basis メッシュ
変形前のメッシュ
変形後のメッシュ
変形後のメッシュ

この Key 1 にドライバーを追加する. shape key をプレビューするピンのチェックを外し,Value: を右クリック > Add Driver を実行する. ドライバーがセットされると Value: が紫色に変化する.

ドライバーの作成
shape key の Value にドライバーを追加
ドライバー作成後
ドライバーが付属している状態

ドライバーの設定

Graph Editor でドライバーモードに変更し,Value(Key 1) を選択するとグラフが表示される.

グラフエディタ
グラフエディタのドライバー編集画面

このドライバーを以下のように設定する.ドライバー設定画面が表示されていないときは N キーで表示できる.

ドライバーの設定
ドライバーの設定

エラーが出るときは

Python auto-execution disabled というエラーが出るときは,スクリプトの自動実行を許可すれば実行できるようになる. File > User Preference(Ctrl + Alt + U)で User Preference を開き,File の Auto Execution を許可する.

実行エラー
Python スクリプトの実行が許可されていない
実行を許可
Python スクリプトを実行できるようにする

設定の解説

回転角度は弧度法が採用されている.360°回転したときその値は2*πつまり6.28になる.

Expr が var-1 なのは,ひじが直角になるあたりで上腕二頭筋を変形させ始めたいから; この値はモデルごとに微調整が必要になる.

Ob/Bone は shape key をコントロールするボーン/オブジェクトを設定する.

Type: は位置/回転/スケールのどれをパラメータのコントローラとして使うかを選択する; これに X Rotation を選択するのはひじの回転は X 軸で回転するようにきめてあるから.詳細は Blender アニメーションの基礎―ボーンのローカル座標軸設定 を参照.

Space: に Local Space を設定するのは,アニメーションによってボーンのグローバルなパラメータが変動するからだ. キャラクタが移動したり,回転したりするたびにボーンのグローバルなパラメータは変動する; しかしローカルなパラメータは親のパラメータに影響されない.

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