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Blender 2.83 のコレクション・ビューレイヤー操作

カテゴリ:blender

目次

コレクション

ビューポートでの操作

アウトライナーでの操作

表示
選択

ビューレイヤー

Tips

コレクション

コレクションはオブジェクトを管理したり、表示・レンダリングするオブジェクトを切り替えたりするのに使う。

コレクションを PC のフォルダのように考えるのは間違いだ。オブジェクトは複数のコレクションに入れられるが、その実体はひとつしかない。アウトライナー上で名前が同じならば同じオブジェクトだ。

ビューポートでの操作

表示するコレクションの切り替え [テンキーでない数字]

コレクションは上から順に数字キーで表示をトグルできる。アウトライナーでコレクションの順番を変更するにはコレクションのソート

を参照。Shift を押していると複数のコレクションを表示できる。

キーマップのコレクションインデックスに0を設定したショートカットを追加すると、すべてのコレクションを表示できる。

すべてのコレクションを表示するショートカット

すべてのコレクションを表示するショートカット

孤立データの救出

バージョン 2.80 のビューポートでは Ctrl + G で新しいコレクションが作成できるが、シーンにリンクされないので実用性がない。アウトライナーの孤立データで、このようなコレクションを救出できる。コレクションをドラッグアンドドロップで、シーンに配置できる。

削除されたコレクションの救出

削除されたコレクションの救出

コレクションに移動 [M]

ほかのコレクションにリンクされているオブジェクトが削除されることに注意。

コレクションに移動

コレクションに移動

コレクションにリンク

コレクションにリンク

コレクションから除外 [Ctrl + Alt + G]

コレクションから除外

コレクションから除外

全コレクションから除外=オブジェクトの削除 [X]

インスタンス化 [Shift + A]

同じ単一オブジェクトを複数配置する場合はリンク複製が使える。家具セットのような複数のオブジェクトで構成されるものはコレクションのインスタンス化でリンク複製できる。アウトライナーでコレクションを右クリック > インスタンス化か、コレクションをビューポートにドラッグアンドドロップでコレクションをインスタンス化できる。

アウトライナーでの操作

コレクションのソート

アルファベット順にソートのチェックを外すと、コレクションの配置を変更できる。オブジェクトの配置は変更できない。オブジェクトの配置をコントロールしたい場合は、オブジェクトの名の頭に 01_ 等の数字をつける運用が一般的だ。

コレクションの配置の変更

コレクションの配置の変更

親子付け [ドラッグ + Shift]

ドラッグ中に Shift でオブジェクトの親子付けができる。

コレクション階層を開く [Shift + クリック][Shift + 右矢印]

コレクション左の矢印を「Shift + クリック」でコレクション階層を開く。もう一度「Shift + クリック」で閉じる。「Shift + 右矢印」で同じことができる。

コレクション階層を開く

コレクション階層を開く

アクティブを表示 [.]

オブジェクトが大量にある状況では、アウトライナのどこにアクティブなオブジェクトがあるのかわからない。その場合は、アウトライナ上で .(ピリオド)で、アクティブなオブジェクトを表示できる。

アクティブを表示

アクティブを表示

モディフィア・コンストレイントの移動(2.91)

同じオブジェクト内で個別のモディフィア等をドラッグするとモディフィアの適用順の入れ替えになる。ほかのオブジェクトへドラッグするとモディフィアのコピーになる。モディフィアーごとドラッグするとモディフィアーのリンクになる

モディフィア・コンストレイントの移動

モディフィア・コンストレイントの移動

アウトライナから対応するプロパティに切り替え(2.92)

プロパティパネルのアイコンをクリックすると、対応するプロパティパネルに自動的に切り替わる。

対応するプロパティに切り替え

対応するプロパティに切り替え

レンダリングするコレクションの切り替え

コレクション左のチェックボックスで有効無効を切り替えるのが簡単だ。

コレクションの有効性切り替え

コレクションの有効性切り替え

レンダーアイコンの表示

レンダーアイコンの表示

レンダーアイコンの表示

特定のコレクションの表示切り替え [Ctrl + クリック]

特定のコレクションの表示切り替え

特定のコレクションの表示切り替え

コレクションに含まれるオブジェクトの表示切り替え [Shift + クリック]

ほかのコレクションに含まれるオブジェクトの表示を切り替えられる。

コレクション内のオブジェクトの表示トグル

コレクション内のオブジェクトの表示トグル

コンストレイントの可視性を変更

コンストレイントの可視性を変更

コンストレイントの可視性を変更

コレクションの色分け(2.91)

コレクションを右クリックしたメニューからコレクションに色を設定できる。

コレクションの色分け

コレクションの色分け

選択可能なオブジェクトのみ表示(2.92)

選択可能なオブジェクトのみ表示

選択可能なオブジェクトのみ表示

選択を同期

アウトライナーでの選択はビューポートの選択を変更するのに対し、ビューポートの選択はアウトライナーの選択を変更しない。選択を同期を有効にすると、ビューポートの選択もアウトライナーの選択を変更する。

選択を同期を有効にする

選択を同期を有効にする

ボックス選択で複数のオブジェクトを選択する [B]・[ドラッグ]

アウトライナ上でドラッグするだけで、ボックス選択が使える。

ボックス選択

ボックス選択

複数のオブジェクトを一度に選択する [Shift + クリック]

Shift + クリックで選択されているオブジェクト間のオブジェクトをすべて選択できる。

動作デモ

動作デモ

コレクション内のオブジェクトをすべて選択

コレクション右クリック > オブジェクトを選択

カメラの切り替え [カメラデータをクリック]

カメラデータアイコンをクリックするとアクティブなカメラを切り替えられる。

アクティブなカメラの変更

アクティブなカメラの変更

閉じているコレクションのオブジェクトを選択 [データアイコンをクリック]

閉じているコレクションのオブジェクトを選択

閉じているコレクションのオブジェクトを選択

コレクション内の子をすべて選択

バージョン 4.1 以降ではアウトライナでコレクションアイコンをダブルクリックすると子をすべて選択できる。

子をすべて選択

子をすべて選択

ビューレイヤー

Blender 2.80 では従来のレンダーレイヤーは廃止され、コレクション単位でレンダリングするオブジェクトを制御できるようになっている。名称はビューレイヤーに変更された。

レンダリングに使用

キャラクターのビューレイヤーを調整しているときに、背景が再レンダリングされるとイテレーションタイムが伸びる。レンダリングに使用のチェックを外すことで、再レンダリングが不要なビューレイヤーのレンダリングを防止できる。

レンダリングに使用

レンダリングに使用

単一レイヤーのみレンダリング

デフォルトではシーン内にあるビューレイヤーがすべてレンダリングされる。ビューレイヤー編集時にはこの動作は望ましくない。現在のビューレイヤーのみレンダリングするには「単一レイヤーのみレンダリング」にチェックを入れる。

単一レイヤーのみレンダリング

単一レイヤーのみレンダリング

コンポジット

コンポジットでは従来通りにビューレイヤーを使える。アルファオーバーやZ値合成ノードを使う。

コンポジットでビューレイヤーを使う

コンポジットでビューレイヤーを使う

Tips

論理的な単位でコレクションを構成する

ライトのみ、アーマチュアのみのようなコレクションを作成してもあまり役に立たない。Blender のライトは特定のオブジェクトのみをライティングできないので、ライティング単位ごとにコレクションを分ける方法がよくつかわれる。

例えば人をコレクションで分ける場合、顔と体とでコレクションを分け、さらにキャラと背景とでコレクションを分けるとそれぞれを個別にライティングできる。これらをコンポジットでZ値合成ノードで合成する。

顔のみをライティングするコレクション例

顔のみをライティングするコレクション例

体のみをライティングするコレクション例

体のみをライティングするコレクション例

ピッカーコレクション

よくアクセスするオブジェクトをリンクさせたピッカーコレクションを作ると便利だ。

ピッカーコレクション

ピッカーコレクション

【Blender2.8】3DCGのレイヤー管理・規則のすすめ

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