Blender のメタリック BSDF の設定
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バージョン 4.3 で導入されたメタリック BSDF は IOR と吸光係数(extinction coefficient)を設定することでよりリアルな金属が表現できるシェーダだ。フレネルタイプを物理的導体(Physical Conductor)にすると使える。
Cycles のみ対応で、EEVEE で使用した場合はパラメータを F82 Tint 近似して計算する。
係数の計算
RefractionIndex.INFO で計算できる。
計算手順
- Book で金属を指定
- Wavelength: に赤の波長を入力し、入力ボックス右のエンターボタンを押す。値は 0.625~0.780
- IOR の X が refractive index の n に表示され、Extinction coefficient の X が k に表示される
- 緑 0.500~0.565 と青 0.450~0.485との波長で同じことを繰り返す
銅の例
波長は R: 0.625, G: 0.5, B: 0.45 を使用。
IOR | Extinction | |
---|---|---|
x | 0.284 | 3.31 |
y | 1.31 | 2.57 |
z | 1.24 | 2.39 |
Blender のリリースノートでも使われているスタンフォードドラゴン(Stanford Dragon)は The Stanford 3D Scanning Repository でダウンロードできるが .ply ファイル。McGuire Computer Graphics Archive から .obj ファイルがダウンロードできる。