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車や銃の知的財産権

カテゴリ:法律

メーカーのロゴデザインや商品上の文字等は商標(Trademark)で保護され、デザイン全体とその部位とは意匠(Design patent)で保護される。商標・意匠が登録されているなら、これらの3Dモデルを配布すると権利侵害となる。

商標(Trademark)

商標は商品・役務の識別標識の保護のため、商標(文字、図形、記号、立体的形状、色彩とそれらの結合)が保護される。主にロゴデザインや文字を保護するのに使われる。

著作権や不正競争防止法と違って登録が必要になる。

商標は損害賠償として使用料相当額を請求できる(38条3項)。これらの3Dモデルを無料で配布しても、損害賠償の支払いが認定されることもある。

意匠(Design patent)

意匠は美感を起こさせる物品の外形の創作の保護のため、物品の形状、模様、色彩を保護対象とする。デザイン全体だけでなく、各部位も保護される(2条1項括弧書)。3Dモデルの一部だけを変更しても意匠権侵害は回避できない。

著作権や不正競争防止法と違って登録が必要になる。

意匠は損害賠償として使用料相当額を請求できる(39条3項)。これらの3Dモデルを無料で配布しても、損害賠償の支払いが認定されることもある。

著作権(Copyright)

著作権は「文芸、学術、美術又は音楽の範囲」に属するものが保護範囲なので、工業製品は著作権で保護されない傾向にある。

末吉 亙編著『実務 知的財産法講義』(民事法研究会,平成17年)pp.522 によると「キューピー人形の原型となった小彫像、博多人形、仏壇の彫刻、Tシャツの図案等について著作物性を肯定した裁判例があり、磁気テープの磁性体の配列パターン、漁業用の網の結び目、木目化粧紙の木目模様、袋帯の図柄、椅子の形状等につき著作物性を否定した裁判例がある。」。

TRIPP TRAPP(トリップ・トラップ)判決

幼児用椅子 TRIPP TRAPP に著作権を認める高裁判決が出ている。

知財高裁 平成27年4月14日判決(pdf)

幼児用椅子 TRIPP TRAPP は果たして著作物なのか(pdf)

不正競争防止法

類似デザインは不正競争防止法でも防御できるが、「周知表示」要件や「他人の商品又は営業と混同を生じさせる行為」要件、「著名表示」要件の立証が困難だ。加えて不正競争防止法は広い適用除外の規定(不競法19条)があり、個別事例ごとの判断なので裁判をやる前に侵害かどうかがわからない。

外部リンク

Gun Patents: Everything You Need to Know


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