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モデリングの際に知っておくと便利な機能

カテゴリ:blender

一般的なものについては 【blenderモデリング基礎】造形するにあたって序盤で知っておきたかったコマンドなどを参照。

表示に関しては Blender で表示のおかしい頂点・面を直すを参照。

広範囲のポリゴン編集に関してはアバター編集に便利な機能を参照。

目次

全般

バッチリネーム [Ctrl + F2]

オブジェクト・メッシュ・マテリアル・ノード等を正規表現で一度にリネームできる。

バッチリネーム

バッチリネーム

サイドバーのパネルを固定 [Shift + LMB]

サイドバーのパネルを固定

サイドバーのパネルを固定

ツールプロパティをビューポートに表示 [F9]

場所は「編集 > 最後の操作を調整(Adjust Last Operation)」。

ビューポートに統計情報を表示

ビューポートオーバーレイでビューポートに統計情報を表示できる。Blender 下部のステータスバーを右クリックして「シーン統計」にチェックを入れれば、従来通りにステータスバーに情報を表示できる。

ビューポートに統計情報を表示

ビューポートに統計情報を表示

プロパティパネルで Ctrl + F で現在表示しているタブのプロパティを検索できる。Alt + F でクリア。

プロパティ検索

プロパティ検索

古い Blender で新しい .blend ファイルを開く(3.0)

バージョン 3.0 以降はファイルが Zstandard で圧縮されるようになった。古い Blender で新しいファイルを開く場合は、新しい Blender で圧縮オプションを無効にして保存するか、.blend ファイルを展開(Linux なら unzstd)してから開く必要がある。

圧縮オプションを無効にする

圧縮オプションを無効にする

インクリメンタルセーブ(4.0)

Ctrl + Alt + S でセーブファイルの「.blend数字」の数字を増やして保存できる。作業の途中経過の保存がやりやすくなる。

デフォルトでは .blend1 は保存するたびに上書きされる。この設定は「プリファレンス > セーブ&ロード > バージョンを保存」で変更できる。

ビューポート

マウスカーソルの位置を注視点にする [Alt + MMB]

マウスカーソルの位置を注視点にする

マウスカーソルの位置を注視点にする

G, S, R などのツールは操作中はビューポート操作ができなかった(操作しようとするとスナップになる)。バージョン 4.0 からは Alt を押しながら MMB でビューポート操作ができるようになる。

Alt + MMB

Alt + MMB

ドラッグでオブジェクト(頂点等)を移動

場所は「入力 > マウス > リリースで確定」。

2.79 以前

2.79 以前

2.80

2.80

細分割曲面をつける [Ctrl + テンキーでない数字]

メッシュオブジェクトが選択されているときに「Ctrl + テンキーでない数字」で細分割曲面をつけられる。既についている場合はその細分化:を変更する。

細分割曲面のショートカット

細分割曲面のショートカット

再分割曲面の GPU アクセラレーション(3.1)

「プリファレンス > ビューポート > 細分化」のGPU サブディビジョンにチェックを入れる。

再分割曲面の GPU アクセラレーション

再分割曲面の GPU アクセラレーション

オブジェクトの原点移動モード [Ctrl + .]

もう一度 Ctrl + . で解除。

オブジェクトの整列

オブジェクト > トランスフォーム > オブジェクトを整列

有料アドオン

Pro Align Tools($19)

オブジェクトのスナップ

複数オブジェクトを選択するさいに、スナップ先オブジェクトを最後に選択する。サイドバーの位置を右クリックして、すべてを選択にコピー(Copy All to Selected)を実行。

オブジェクトのスナップ4.0

バージョン 4.0 以降は G で移動中に B を押すと、スナップモードになる。スナップモードではスナップ元のオブジェクトの要素(辺や頂点)を選択後に、スナップ先を選択することで移動できる。

G > B でスナップモード

G > B でスナップモード

メッシュの編集

スナップ [Ctrl]

スナップ [Shift + Tab] を有効にしなくても、頂点移動中に Ctrl を押している間だけスナップが有効になる。

多様体を押し出し [Alt + E]

多様体を押し出し

多様体を押し出し

SketchUp のような押し出しができる。ただしトポロジーが乱れるので、用途によってはリトポが必要になる。

押し出し後に「直交する辺を溶解」にチェックを入れる方法もある。

直交する辺を溶解

直交する辺を溶解

頂点の経路を連結 [ J ]

連続した分割は「メッシュ > 頂点 > 頂点を連結(Connect Vertices)」。

ナイフの角度制限[K > C]

ナイフ中に C で 45° のスナップが有効になる。

ナイフの角度制限

ナイフの角度制限

ナイフプロジェクト

ナイフプロジェクトで No other selected objects have wire or boundary edges to use for projection が出る

切り裂き [V]

球へ変形 [Alt + Shift + S]

辺を時計回りに回転

メッシュ > 辺 > 辺を時計回りに回転(Rotate Edge C(C)W)。

ループカット

ループカットの均一オプション

ループカット中に E。F で整列する辺を変更できる。

ループカットの均一オプション

ループカットの均一オプション

ループカットのスムース

ツールシェルフ下のツールプロパティで設定できる。

ループカットのスムース

ループカットのスムース

辺ループのブリッジ

メッシュ > 辺 > 辺ループのブリッジ(Bridge Edge Loops)。

辺ループのブリッジはマージオプションで結合する機能がある。

辺ループのブリッジのマージオプション

辺ループのブリッジのマージオプション

分割数を指定すれば曲線で補完できる。

曲線で補間

曲線で補間

二等分(Bisect)

辺または面を選択した状態で、「メッシュ > 二等分(Bisect)」。ドラッグすることでメッシュを分割できる。メッシュを削除して穴を埋めるオプションもある。2.79 でも使えるが、2.80 ではインタラクティブに分割面を編集できる。

二等分

二等分

辺の端を超えてスライド [GG > C]

GG で辺に沿って頂点をスライドさせられるが、それは辺上に制限される。GG の最中に C を押すと、頂点を辺の直線上でスライドさせられる。

外枠を超えないようにスケール [S > GG]

S > GG で外枠を超えないようにスケールできる。

通常のスケールでは外枠を超えてしまう

通常のスケールでは外枠を超えてしまう

XY 平面で編集

Z の高さはそのままに XY 平面でスケールしたい時は s > Shift + Z でできる。スケールだけでなく移動でも有効。XZ 平面で編集するときは Shift + Y、YZ 平面で編集するときは Shift + X になる。

Z がスケールしていないことに注目

Z がスケールしていないことに注目

ピボットポイントのアクティブ要素 [ . ]

プロポーショナルエディットで動いてほしくない頂点を隠す

H で頂点を隠すとプロポーショナルエディットで編集するさいに影響を受けない。

ループカットの整列

G G E で選択した頂点を整列できる。Ctrl を押してスナップすることもできる。

選択で溶解(dissolve selection)[Ctrl + X]

点・辺・面などの選択した要素を溶解できる。

複雑な面で均等幅にループカットを入れる

n ゴンを作成し、面を差し込む(I)を実行する。

オフセット辺スライド[Ctrl + Shift + R]

オフセット辺スライド(offset edge slide)は影響範囲を指定してループカットを入れられる。

法線に沿って面を押し出し [Alt + E]

「面 > 法線に沿って面を押し出し(Alt + E)」は壁を装飾するときに多用する。均一オフセットオプションはほぼ常に必要になる。

法線に沿って面を押し出し

法線に沿って面を押し出し

モディフィアのコピー

同じオブジェクト内で個別のモディフィア等をドラッグするとモディフィアの適用順の入れ替えになる。ほかのオブジェクトへドラッグするとモディフィアのコピーになる。モディフィアーごとドラッグするとモディフィアーのリンクになる。リンクされたモディフィアーはパラメータ変更が同期される。

モディフィア・コンストレイントの移動

モディフィア・コンストレイントの移動

アウトライナ上でモディフィアの適用(4.1)

アウトライナ上でモディフィアの適用

アウトライナ上でモディフィアの適用

辺の直線化を行う3つの方法

  1. 「GG > E」さらに F で形状をコピーする辺を変更できる
  2. 標準アドオンの Loop tool の Flatten を使う
  3. Z軸に平行ならば「S > Z > 0」が使える

頂点を左右対称にする

微妙にずれていて左右対称になっていない頂点は「メッシュ > 対象にスナップ(Snap to Symmetry)」で修正できる。

対象にスナップ

対象にスナップ

頂点移動時に UV も同時に移動 [GGG]

GGG

GGG

選択

編集オブジェクトの切り替え(3.0) [Alt + Q]

エディットモードで編集したいオブジェクトの上にカーソルを移動させて Alt + Q。「Tab > 編集するオブジェクトを選択 > Tab」より高速。

編集オブジェクトの切り替え

編集オブジェクトの切り替え

次のアクティブ [Ctrl + Shift + Num Pad +]

「選択 > 選択の拡大縮小 > 次のアクティブ」は等間隔に順次要素を選択できる。

カーソル下のメッシュを選択 [L]

追加で選択しても選択は解除されない

追加で選択しても選択は解除されない

隠れた面を選択

Z でワイヤフレームにするか、陰面処理を無効にする。隠れた面を選択できる状態のときは、面の中央の ■ をクリックすると選択できる。

2.79 以前

2.79 以前

2.80

2.80

左側を全部選択

中央にある頂点を選択して「選択 > アクティブな側(Side of Active)」。選択した要素を基準に、左右前後上下の任意の要素を選択できる。

横のループカットをすべて選択

Ctrl + Alt + クリックで横のループカットを選択(もしくは「選択 > ループ選択 > 辺リング」) > 「選択 > ループ選択 > 辺ループ」

横のループカットをすべて選択

横のループカットをすべて選択

辺の鋭さで選択

選択 > 辺の鋭さで選択(Select Sharp Edges)。辺にマークをつける際に多用する。

シームで選択

Ctrl + L で連結されている要素を選択できるが、このときツールシェルフ(T)で Seam を選択すると島を選択できる。

シームで選択

シームで選択

飛ばして面選択(Face Stepping)

飛ばして面選択は面の経路選択に似ているが、側面の辺が選択されないところが違う。

飛ばして面選択

飛ばして面選択

チェッカー選択解除

選択 > チェッカー選択解除(Checker Deselect)。

同一平面上で選択 [Shift + G > 同一平面上]

同一平面上で選択

同一平面上で選択

そのほか

アドオン

標準アドオン

F2

F で連続して面を貼れる。

Loop Tools

真円をつくるのに便利。

Edit Mesh Tools

Face Tools に有用なコマンドが多い。

Collection Manager

M キーでコレクション操作を行うウインドウを3Dビューポートに表示する。

フリーアドオン

Mira Tool

パスを使って頂点を編集する機能やアンベベルが使える。

Maxivz's Interactive Tools for Blender

ダウンロードページ

EdgeFlow

Maya の Edge flow のような機能を追加するアドオン。Maya の Edge flow はエッジの追加時に機能するが、このアドオンは既に存在するエッジをスムースにする。

PolyQuilt

マウスだけでモデリングできるように設計されたアドオン。ローポリ向け。

Merge Tool

マージの先をマウスドラッグで指定するだけでマージができるようになるアドオン

Apply Modifier

シェイプキーのあるメッシュのミラーモディフィアを適用可能にするアドオン。

keKit

便利な機能を多数搭載したアドオン。

Asset Creation Toolset 3($0+)

便利な機能を多数搭載したアドオン。

Check Tool Box($0+)

N ゴンや三角形、多様体、交差等の状態をオーバーレイ表示するアドオン。

Logo Tracer($0+)

透過 PNG をメッシュに変換できる。設定パネルは3Dビューポートにある。

高品質な変換が必要なら Inkscape のビットマップトレースを使って SVG に変換したあと、その SVG を Blender にインポートしてメッシュに変換する。

Synced Modifiers($0+)

複数のモディフィアのパラメータを同期するアドオン。ドライバーを使って実装されている。

有料アドオン

Smart Fill($3)

F キーでブリッジやグリッドフィル等を可能にするアドオン。F2 アドオン互換。

Rotate Face($7+)

隣接する面の法線を変更せずに面を回転させられるアドオン。

Pro Align Tools($19)

視覚的に結果を確認しつつオブジェクトを整列できるアドオン。

Quick ToolBox for Blender 2.8+($2+)

ツール一覧を表示するアドオン。お気に入り機能もある。

Bend Face($10)

任意の辺で面を回転させられるアドオン。スライド回転機能もある。

Face Cutter($10)

辺や面を N 等分カットする昨日などがある。

Sakura Tools

Blender Market $20gumroad $13.4ドキュメント

Blenderの外に持ち出すことを目的としたNPR(ノンフォトリアリスティックレンダリング)キャラクターを制作する方々を想定し、キャラクターモデリングとリギングのワークフローを劇的に改善するためのツールキット。

破壊アドオン

標準アドオンなら Cell Fracture がある。

Noisy-Cutter($9)

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