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手のモデリングとリグ

カテゴリ:blender

目次

指のポリゴン分割数

指のポリゴン分割数は8・6・4がよく使われる。4はローポリで使われ、関節をひとつ減らすことも多い。さらにローポリにするなら指をモデリングせず、グローブのような形にしてテクスチャで指を描く。この記事では8で説明する。

左からそれぞれ8・6・4の分割例

左からそれぞれ8・6・4の分割例

分割数4で関節をひとつ減らした例<br />ntny 著『ローポリスーパーテクニック』(ソフトバンク クリエイティブ,2008年)p.71 より転載

分割数4で関節をひとつ減らした例
ntny 著『ローポリスーパーテクニック』(ソフトバンク クリエイティブ,2008年)p.71 より転載

low poly hands($7)

指を曲げた状態をレストポーズにする

可動範囲の中間位置を基本ポーズにするとメッシュの破綻が少ない。なので指を少し曲げた状態をレストポーズにする。指を伸ばした状態でモデリングして、ボーンを入れたときに少し曲げてリトポすると簡単だ。

レストポーズ

レストポーズ

指を開く動作が必要な場合は、指をすこし開いた状態をレストポーズにする。

指を開いた状態をレストポーズにする

指を開いた状態をレストポーズにする

ボーンロール

第一関節のローカル回転軸を平行にすると、指を曲げたときに隙間ができる。

隙間の空いた指

隙間の空いた指

指のボーンロールを調整することでこれは回避できる。

設定例

設定例

ボーンロール調整済み

ボーンロール調整済み

外部リンク

【クラウディア】ができるまで③ モデリング 体 前編

ポリゴンフロー

めり込みを少なくするために、指の関節の腹側の分割数を少なくする。

指のポリゴンフロー

指のポリゴンフロー

リンク

関節のボーンとポリゴンフローに関するTIPS

関節位置

関節位置が指の中央にあると指を曲げたときに隙間ができる。

指を曲げたときにできる隙間

指を曲げたときにできる隙間

これはボーンを指の背の側へ移動させたり、第二関節を短くすることで低減できる。

ボーンが指の背よりに配置されている

ボーンが指の背よりに配置されている

隙間がほとんどない

隙間がほとんどない

貫通対策

動作デモ

動作デモ

貫通対策だけならシュリンクラップが使える。

さらに自然さを求めるなら指を横にスケールして、アウトラインを拡張する必要がある。なぜなら物を握ったときに指の肉が押し出されて、指のアウトラインが外側に膨らむからだ。

シュリンクラップで貫通対策

指のメッシュに以下のようにシュリンクラップを設定する。

シュリンクラップで貫通対策

シュリンクラップで貫通対策

アウトラインの拡張

指のボーンの回転と指のボーンの横スケールとを、ドライバーで対応付ける。以下の画像ではボーンのローカルX軸回転と、ボーンのローカルXスケールとを対応付けている。

指のボーンの回転と指のボーンの横スケールとを、ドライバーで対応付け

指のボーンの回転と指のボーンの横スケールとを、ドライバーで対応付け

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