手のモデリングとリグ
目次
指のポリゴン分割数
指のポリゴン分割数は8・6・4がよく使われる。4はローポリで使われ、関節をひとつ減らすことも多い。さらにローポリにするなら指をモデリングせず、グローブのような形にしてテクスチャで指を描く。この記事では8で説明する。
low poly hands($7)
指を曲げた状態をレストポーズにする
可動範囲の中間位置を基本ポーズにするとメッシュの破綻が少ない。なので指を少し曲げた状態をレストポーズにする。指を伸ばした状態でモデリングして、ボーンを入れたときに少し曲げてリトポすると簡単だ。
指を開く動作が必要な場合は、指をすこし開いた状態をレストポーズにする。
ボーンロール
第一関節のローカル回転軸を平行にすると、指を曲げたときに隙間ができる。
指のボーンロールを調整することでこれは回避できる。
外部リンク
ポリゴンフロー
めり込みを少なくするために、指の関節の腹側の分割数を少なくする。
リンク
関節位置
関節位置が指の中央にあると指を曲げたときに隙間ができる。
これはボーンを指の背の側へ移動させたり、第二関節を短くすることで低減できる。
貫通対策
貫通対策だけならシュリンクラップが使える。
さらに自然さを求めるなら指を横にスケールして、アウトラインを拡張する必要がある。なぜなら物を握ったときに指の肉が押し出されて、指のアウトラインが外側に膨らむからだ。
シュリンクラップで貫通対策
指のメッシュに以下のようにシュリンクラップを設定する。
- ラップ方法:ターゲットの法線で投影――Method : Target Normal Project
- スナップモード:外側――Mode : Outside
アウトラインの拡張
指のボーンの回転と指のボーンの横スケールとを、ドライバーで対応付ける。以下の画像ではボーンのローカルX軸回転と、ボーンのローカルXスケールとを対応付けている。
外部リンク
手を作る際は、モデリングの段階で指を複製するケースが主流?だと思いますが、スキニング後の指をボーンごと複製するやり方も時短で良いかと思います。#b3d pic.twitter.com/fa74N0SNAv
— Sasaca (@sasa_cafe_) September 29, 2022
『神風動画』流公開講座、手のモデリング動画を徹底解説>>IDOLiSH7 二階堂 大和の手に込めたこだわり