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Blender でスカルプトする際のワークフロー

カテゴリ:blender

目次

tips

回転の中心を変更する

スカルプトした場所を中心に回転させる

操作を高速化

トラックボール回転を使う

スタイラスを使う場合

フルスクリーンモード

マスク

スムース表示

アドオン

ワークフロー

素体を作る

Dyntopo

多重解像度モディフィア

パーツごとにオブジェクトに分割する

リトポ

tips

回転の中心を変更する

スカルプトモードで Alt + F で、回転の中心をカーソル位置のポリゴンに変更できる。

スカルプトした場所を中心に回転させる

User Preference で選択範囲を中心に回転(Rotate Around Selection)にチェックを入れる。

rotate around selection
選択範囲を中心に回転の場所

トラックボール回転を使う

トラックボール回転はターンテーブルより回転の自由度が上がるためスカルプトしやすい。

trackball
トラックボール回転の設定

スタイラスを使う場合

スタイラスを使ってスカルプトする場合は3ボタンマウスを再現にチェックを入れると便利だ。これがの有効な場合、Alt + ドラッグで回転、Alt + Shift + ドラッグで移動、Alt + Ctrl + ドラッグでズームできる。

3 button mouse
3ボタンマウスの再現

操作を高速化

視点を高速化(Fast Navigate)を使うと視点操作時にメッシュの解像度を下げて、視点操作を高速化する。これは多重解像度使用時のみ機能する。スカルプトモードで「スカルプト > 視点を高速化」でできる。

fast navigate
視点を高速化の場所

フルスクリーンモード

Alt + F10 で Blender ウインドウ内フルスクリーン、Alt + F11 でフルスクリーン(タスクバーもタイトルバーも表示されない)。もう一度同じキーで元に戻る。

マスクする方法

1. マスクブラシ

スカルプトツールのマスクブラシはマスクした部分を隠したり、スカルプトできなくしたりできる。

2. パーツごとに分割

パーツごとに分割すると、処理が軽くなる効果もある。

3. 矩形でクリッピング(Clip border)(Alt + B)

矩形でクリッピングは特に細部の作りこみの時に効果的だ。入り組んだ場所はパーツごとに分割するのも面倒で、マスクを塗るのも手間がかかる。

マスクした場所をスカルプトすると遅くなる

ポリゴン数が多い状態で、マスクした場所や矩形でクリッピングされているがポリゴンが存在する場所をスカルプトすると処理に時間がかかる問題がある。その場合はマスクしたい場所をマスクブラシで塗って、「隠す/マスク > マスク部分を隠す」を実行する。

スムース表示

多重解像度の場合はオブジェクトモードで「ツールシェルフ(T) > ツール > 編集 > シェーディング:スムーズ」。Dyntopo の場合はスカルプトモードで「ツールシェルフ(T)> ツール > Dyntopo のスムースシェーディング」にチェックを入れる。

便利なアドオン

QuickPrefs

シェーディングの色や光源を変更できる。

blender sculpt tools

ツールシェルフにブーリアンやリメッシュ、モディフィアの適用等のショートカットを追加する。

ブラシ

Zbrush Orb Brushes pack for Blender 3Dから ZBrush 風のブラシをダウンロードできる。インストール方法や使い方は下の動画を参照。

ワークフロー

  1. ポリゴンモデリングもしくはスキンモディフィアで素体を作る
  2. Dyntopo で整形
  3. 重くなったらリメッシュモディフィア・ポリゴン削減モディフィアで整形。2. に戻る。大体の形が整ったら 4. へ。
  4. 大体の形が整ったらメッシュを複製する。複製したメッシュをリメッシュで四角化した後、元のメッシュをターゲットとして複製したメッシュをシュリンクラップ
  5. リメッシュのモード:はスムーズ。オクツリーの深度で解像度を調整する。

    シュリンクラップのモード:はプロジェクト。方向は負と正と両方チェックを入れる。

    remesh
    リメッシュの設定例
    shrinkwrap
    シュリンクラップの設定例
  6. 複製したメッシュに多重解像度をつけて細部の彫り込み
  7. リトポ
  8. リトポしたメッシュを UV 展開
  9. 法線や AO をベイク

素体を作る

多重解像度モディフィアのパフォーマンスを上げるにはある程度の形が出来上がっている必要がある。その素体を作る方法としてはポリゴンモデリング・スキンモディフィア・Dyntopo がある。

スキンモディフィア

スキンモディフィアの使い方は以下の動画を参照。

Dyntopo

Dyntopo で細部の彫り込みを行うには

多重解像度モディフィアでのスカルプトは頂点の移動しか行わないので動作が軽いのに対し、Dyntopo はポリゴンの分割とスカルプトとを同時に行うため動作が重い。しかし分割を先に済ませておけば Dyntopo でも比較的高解像度でのスカルプトが可能だ。ポリゴンの分割のみを行うには以下の手順でできる。

  1. 細部サイズ計算方法を固定細部サイズ(Constant Detail)にする
  2. 適当なブラシの強さを0にしてスカルプトする。これでポリゴンの分割のみを行える
constant detail
固定細部サイズ

スカルプトする際は固定細部サイズでスカルプトする。この方法ならばブラシサイズが十分に小さい場合、100 以上の解像度でスカルプトできる。

Smooth ブラシについて

ディティールが少ない場所で Smooth を使うと、Smooth が効きすぎる。適当なツールで強さを0にしてスカルプトしてディティールを追加してから Smooth を使えば、形状を維持したまま Smooth をかけられる。

Dyntopo のパフォーマンス

Dyntopo のパフォーマンスについてはDyntopo のパフォーマンスを軽くするを参照。

多重解像度(MultiResolution)モディフィア

多重解像度モディフィアは元のポリゴン数が少ないとパフォーマンスが悪い球やキューブに多重解像度をつけてスカルプトしてはならない。多重解像度を使う場合は、スキンモディフィアや Dyntopo+リメッシュ、ポリゴンモデリングで大まかな形を作ってから多重解像度を使ってスカルプトする。

Dyntopo よりも多重解像度モディフィアの方がより多いポリゴン数でスカルプトできる。多重解像度モディフィアならば Pentium G3220・メモリ 10 GB のマシンで 1,000 万ポリゴンのスカルプトが可能だ。ただしスムースブラシは使い物にならない。

欠点

多重解像度モディフィアは高低差の大きいスカルプトに弱い。ある程度の深さのある凹凸は素体のうちに作っておく必要がある。

1,000 万ポリゴンを超えるようなハイポリゴンではスムースブラシが使い物にならないぐらい遅い。

パーツごとにオブジェクトに分割する

Blenderで「やり直しの効く」モデリング-シルエットから入るモデリングの話

Blenderで「やり直しの効く」モデリング‘‘- スナップとモデファイアの活用の話

パーツごとにオブジェクトを分割する方法は以下の利点がある。

1. 動作が軽い

左右対称編集よりもパーツ分けしてミラーモディフィアをつけた方が動作が軽い。

2. やり直しが効く

パーツ単位での修正が容易になる。3. にもあるようにモディフィアが使えることもこの方法の強みだ。

3. モディフィアが使える

厚みつけやシュリンクラップが使える。

4. 非表示にできる

アウトライナからワンクリックで不要な部分を非表示にできる。


オブジェクトを結合するには

ブーリアンモディフィアを使う。演算:は統合(Union)。Sculpt Tools アドオンを使うとワンクリックで統合できる。

リトポ

典型的な部分はアドオンを使い、アドオンでうまくできない部分は手動でポリゴンを貼る。個人的には RetopoFlow と Bsurface がおすすめだ。RetopoFlow はサポートのないバージョンは無料で、GitHub からダウンロードできる。

手動でリトポをする際は陰線ワイヤ(Hidden Wire)+レントゲン(X ray)が便利だ。陰線ワイヤはエディットモードでのみ機能する

hidden wire plus x-ray
陰線ワイヤとレントゲン

リトポアドオン

RetopoFlow

史上最強のリトポロジーツール『RetopoFlow』その1

史上最強のリトポロジーツール『RetopoFlow』その2

Bsurface

Bsurface は標準のアドオンだ。解説記事は以下のリンクを参照。

Bsurfaces 1.5 ヘルプの日本語訳

Bsurfacesでリトポロジー

Iceking's Tools

ダウンロードページ

Retopo MT

ダウンロードページ

関連動画

外部リンク

第4回 Blender 勉強会 難波 スカルプト入門

Blenderで学ぶスカルプト勉強会

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Blender 記事の目次


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